間接光で広がりを演出
地下3階のコンコースは駅の主要な通路になるので明るく広い空間にしたい
が、階高が決定している条件下、ダウンライトによる直接照明は空間の広が
り感を考えるとできるだけ避けたいというイメージが設計者にあった。幅9
m、長さ50mに及ぶ広大な面積の機能照度を間接光だけで満たすことへの
不安と、間接照明は明確に数値化できないため発注者への提案にも困難をき
たすことが予想されていた時に、その意図を受ける形でスタートし発注者へ
プレゼンテーションを行った。コンコース中央空調換気口を兼ねた下がり天
井にFHF蛍光灯を内蔵、96Wコンパクト蛍光灯と折上げ天井両端に設け
た40W蛍光灯による間接照明を主体とした照明計画としている。
1997
東急目黒駅
Client:東京急行電鉄
Tokyu Meguro station